2009年01月26日

Zingaro「BATTUTA」

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昨夜、木場公園内Zingaro特設シアターにて、
フランスの騎馬劇団「Zingaro」の公演を観劇しました。
「Zingaro」は、ベルサイユ宮殿御付きとして作られた大厩舎で、
馬術アカデミーを主宰しているバルタバスという人が、
様々な国籍の団員や馬を率いて、パリ郊外のオーベルヴィリエを拠点に、
世界各地で公演を重ねている騎馬劇団です。

母が誕生日にと、僕にチケットをプレゼントしてくれたので、
とても楽しみにしておりました。
開演前から待合い用の会場内はとてもいい雰囲気で、
何だかいい香り(イメージ的に乳香)が漂う室内には、
協賛のHERMESのブースがあり、壁はバルタバス氏と馬の写真や、
MICHELINの古いポスターで彩られ、素敵な空間になっていました。

時間になり、円形の劇場へ入っていくと、
暗闇とウッドチップの香りに包まれた馬場で馬たちがくつろぎ、
すでに世界観に入っている事を観客に暗示します。
そしてその天の中心からは新羅万象の象徴として、
雨のようなシャワーが降り注いでいます。
ここから先の世界は、どんな形容で言い表してもつたないでしょう。
喧噪、欲望、嘲笑、不条理、ユーモアなど、
ありとあらゆる人間の姿がキュビズム的走馬燈として提示されますが、
躍動する馬の筋肉、華麗な曲乗りの背景にあるのは、
まぎれもなく生への賛美、自然への畏敬の念だと感じました。

17世紀、フランスの歴史の中でも高い地位にあった乗馬技術の習得。
その当時の精神を受け継ぎ、フランス文化省の支援を受けて、
馬術アカデミーを300年ぶりに甦らせたというバルタバスが
新たな馬術芸術として昇華させたのが、
本公演「Zingaro」ということです。

終演後、通りがかったフランス人の出演者の方々に、
ブラボーブラボーとイタリア語で大騒ぎする僕に、
にっこり目線を合わせて手を振ってくれた、
道化役(?)の方のいきいきとした眼差しが印象的でした。
芸術的食物を享受できた事は言うまでもなく、
趣味は乗馬とさえ言えるようになりたいと思いました。

Viva Zingaro.
posted by shunpei at 04:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする